マットレス選び方完全ガイド【2026年版】体型・寝姿勢・予算別に徹底解説
結論:マットレス選びでもっとも重要なのは「体型・寝姿勢・硬さの相性」であり、この3点を軸に絞り込むと失敗を大幅に減らせる可能性があります。 本記事では種類・素材・選び方のポイントを網羅的に解説します。読みやすいように図解・一覧表を多数掲載しました。約13分で読めます。

毎日の睡眠の質を左右するマットレスは、家具の中でもとりわけ選び方が難しいアイテムのひとつとされています。「なんとなく売れ筋を買ったら腰が痛くなった」「高価なものを購入したのに熟睡できない」という声は後を絶ちません。その背景には、体重・体型・寝姿勢・素材の相性という複数の要素が絡み合っているためとされています。本記事では、すいみんFIT編集部がマットレス選びに必要な知識を体系的に整理しました。購入前に一度読んでおくことで、自分に合う一台を見つける判断材料になれば幸いです。
目次
- マットレスの主な種類と素材の違い
- 自分に合ったマットレスを選ぶ5つのポイント
- 体型・寝姿勢別おすすめタイプ一覧
- 失敗しないための購入前チェックリスト
- よくある疑問Q&A
- まとめ
1. マットレスの主な種類…
マットレスを選ぶ前に、まず「どんな種類があるのか」を把握しておくことが大切です。種類によって寝心地・価格帯・耐久性が大きく異なるとされています。
コイル系マットレス
コイル系は国内でもっとも流通量が多いカテゴリのひとつで、内部に金属のスプリングが入っているタイプです。大きく「ポケットコイル」と「ボンネルコイル」の2種類に分かれます。
ポケットコイルの特徴
- コイル1本1本が独立した布袋に包まれている構造
- 体の凹凸に沿って個別にコイルが動くため、体圧分散性が高いとされている
- 横向き寝が多い方や、体の重い部分(肩・腰)が沈みやすい方にも向いているとされている
- 一般的に価格帯はやや高め(3万円〜)
- コイル数が多いほど体圧分散性が高まる可能性がある
ボンネルコイルの特徴
- コイルが連結された構造で、全体として面で支える
- 硬めの寝心地で、通気性が高いとされている
- 仰向け寝・うつ伏せ寝の方や、体重が重めの方に向いているとされている
- リーズナブルな価格帯(1万円台〜)で入手しやすい
- パートナーの寝返りが伝わりやすい場合がある(2人用には注意が必要)
ウレタン系マットレス
ウレタン系はコイルを使わないノンコイルタイプで、素材の反発力によって「低反発」と「高反発」に分類されます。
低反発ウレタンの特徴
- 体重がかかるとゆっくり沈み込む素材
- 体のラインにぴったりフィットし、圧迫感を和らげる可能性があるとされている
- 熱がこもりやすい素材のため、夏場は蒸れを感じる場合がある
- 寝返りのしやすさは高反発に比べてやや劣ることがあるとされている
高反発ウレタンの特徴
- 押し返す力(反発力)が強く、寝返りをサポートしやすいとされている
- 体の沈み込みが少なく、背骨のS字ラインを保ちやすいという研究も報告されている
- 比較的通気性が高く、季節を問わず使いやすいとされている
- 腰痛が気になる方や寝返りが多い方に向いているとされている
補足:腰痛との関連については専門医への相談をおすすめします。マットレスによって症状が改善されるかどうかは個人差があります。医療的な睡眠障害が疑われる場合は必ず医師に相談してください。
ラテックス・ハイブリッドな…
ラテックス(天然ゴム)
- 天然ゴムを原料とした素材
- 適度な弾力性と体圧分散性を兼ね備えているとされている
- 抗菌性・防ダニ性が高い製品も多いとされている
- 重量があり、扱いにくい面もある
- 価格帯は高め(5万円〜)
ハイブリッド型
- コイルとウレタン・ラテックス等を組み合わせたタイプ
- それぞれの素材の長所を活かした設計とされていることが多い
- 高機能な分、価格帯も高め(5万円〜10万円以上)
| 種類 | 価格帯(目安) | 硬さの傾向 | 寝返りしやすさ | 通気性 |
|---|---|---|---|---|
| ボンネルコイル | 〜3万円 | 硬め | ○ | ◎ |
| ポケットコイル | 3〜10万円 | 中〜柔 | ○ | ○ |
| 低反発ウレタン | 1〜5万円 | 柔らかめ | △ | △ |
| 高反発ウレタン | 2〜8万円 | 中〜硬め | ◎ | ○ |
| ラテックス | 5万円〜 | 中程度 | ○ | ○ |
| ハイブリッド | 5〜15万円 | 設計次第 | ◎ | ◎ |
2. 自分に合ったマットレ…
種類の把握ができたら、次は「自分に何が合うか」を判断するポイントを整理します。以下の5つの軸で絞り込むと、選択肢を効率よく絞れる可能性があります。
ポイント①
マットレスの硬さは「ニュートン(N)」という単位で表されることがあります。日本工業規格(JIS)に基づいた分類も存在し、一般的に以下のように区分されるとされています(出典: 日本睡眠科学研究所・各メーカー公表データを参考)。
| 硬さの目安 | ニュートン数(参考) | 向いているケース |
|---|---|---|
| ソフト | 〜100N未満 | 体重が軽めの方・横向き寝が多い方 |
| レギュラー | 100〜150N | 標準体型・幅広い寝姿勢に対応 |
| ハード | 150〜200N | 体重が重めの方・うつ伏せ寝の方 |
| エクストラハード | 200N以上 | 体重が重い方・硬めが好みの方 |
※ニュートン数はメーカーによって測定方法が異なる場合があります。あくまで目安としてご参照ください。
「硬いほど良い・柔らかいほど良い」というわけではなく、体型・寝姿勢との相性が重要とされています。硬すぎると肩や腰の突出部に圧力が集中し、柔らかすぎると腰が沈んで背骨のバランスが崩れる可能性があるとされています。
ポイント②:体型・体重で選ぶ
体重によって適切な硬さの目安が変わるとされています。
- 〜45kg前後:ソフト〜レギュラー。柔らかめでも体が沈みすぎにくい
- 45〜70kg前後:レギュラー。最も一般的な設計の多くがこの帯域に対応
- 70〜90kg前後:レギュラー〜ハード。コイル数が多い・密度の高いウレタンが向くとされている
- 90kg以上:ハード〜エクストラハード。耐久性の高い素材選びも重要とされている
体重だけでなく、骨格・体型の違いによっても沈み込み方が変わる可能性があります。試し寝や返品保証の活用が推奨されています。
ポイント③:寝姿勢で選ぶ
寝る姿勢によって、マットレスに求められる機能が異なるとされています。
仰向け寝の方
– 腰〜背中にかけての体圧が高まりやすい
– 適度な硬さで腰のラインを支えることが重要とされている
– 高反発ウレタン・ボンネルコイルが向くとされている
横向き寝の方
– 肩・腰・膝など骨の出た部分に圧力が集中しやすい
– 体圧分散性の高いポケットコイル・低反発ウレタンが向くとされている
– 肩幅が広い方は、肩が沈みやすい柔らかめのゾーン設計があるものを検討する価値があるとされている
うつ伏せ寝の方
– 腰が落ちすぎると腰椎への負担が増す可能性があるとされている
– 硬めのマットレスが向くとされている
– 長期的にはうつ伏せ寝は推奨されていないという意見も専門家の中には見られるため、姿勢の改善も検討する価値があるとされている
ポイント④:予算・コスパで選ぶ
「高ければ高いほど良い」とは一概にいえないとされています。予算別の目安を以下に整理します。
| 予算 | おすすめの選択肢 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| 〜2万円 | ボンネルコイル・薄型ウレタン | 短期使用・サブ用途向き |
| 2〜5万円 | ポケットコイル・高反発ウレタン | コスパ重視・一人暮らし向き |
| 5〜10万円 | 高品質ポケットコイル・ラテックス | 長期使用・睡眠の質を重視 |
| 10万円〜 | ハイブリッド・最高級ポケットコイル | 最高水準の寝心地・耐久性 |
ポイント⑤:サイズで選ぶ
マットレスのサイズ選びも重要とされています。一般的なサイズの目安は以下のとおりです。
| サイズ | 幅(目安) | 向いているケース |
|---|---|---|
| シングル | 約97cm | 一人用・部屋が狭い場合 |
| セミダブル | 約120cm | 一人でゆったり使いたい場合 |
| ダブル | 約140cm | 2人用(寝返りが多い場合はきつい) |
| クイーン | 約160cm | 2人でゆったり使いたい場合 |
| キング | 約180cm | 2人+ゆとり・子どもと一緒に使う場合 |
3. 体型・寝姿勢別おすす…
ここまでの内容を踏まえ、体型・寝姿勢の組み合わせ別に向くとされているタイプをまとめます。あくまで一般的な傾向であり、個人差があります。
横向き寝が多い方に向くとさ…
横向き寝では、肩・腰・膝など体の側面の骨が突出した部位に圧力が集中する可能性があります。そのため、体圧分散性の高いポケットコイルや低〜中反発ウレタンが向くとされています。
- 肩が沈み込みやすい柔らかめのゾーン設計があるマットレスを選ぶと良いとされている
- コイル数が多いポケットコイルは肩・腰のラインにフィットしやすいとされている
- ピローも重要で、頭・首・肩の高さのバランスを合わせることが大切とされている
仰向け寝が多い方に向くとさ…
仰向け寝では、背骨のS字カーブをニュートラルな状態に保つことが重要とされています。
- 高反発ウレタン・レギュラー〜ハードのポケットコイルが向くとされている
- 腰の隙間が大きい方(反り腰気味の方)は、腰部分がやや硬めのゾーン設計があるものを選ぶと良いとされている
- 柔らかすぎると腰が落ち込んでS字カーブが崩れる可能性があるとされている
うつ伏せ寝が多い方に向くと…
うつ伏せ寝は腰椎への負担が増す可能性があるとされており、長期的な観点では寝姿勢の見直しも検討する価値があるとされています。うつ伏せ寝を続ける場合は、硬め〜普通の硬さのマットレスが向くとされています。
- 腰が落ちないよう、しっかり体を支えてくれる硬さが重要とされている
- ボンネルコイル・高反発ウレタンのハードタイプが向くとされている
- 枕を低くするか枕なしにすることで首への負担を軽減できる可能性があるとされている
体重・体型別まとめ表
| 体重 | 寝姿勢 | 向くとされているタイプ |
|---|---|---|
| 〜50kg | 横向き | 柔らかめポケットコイル・低反発ウレタン |
| 〜50kg | 仰向き | レギュラーポケットコイル・高反発ウレタン |
| 50〜70kg | 横向き | レギュラーポケットコイル |
| 50〜70kg | 仰向き | 高反発ウレタン・レギュラーポケットコイル |
| 70〜90kg | 横向き | 高密度ポケットコイル(コイル数多め) |
| 70〜90kg | 仰向き | ハードポケットコイル・高反発ウレタン硬め |
| 90kg〜 | いずれも | ハード〜エクストラハード・高耐久素材 |
4. 失敗しないための購入…
良いマットレスを選ぶためには、製品スペックの確認だけでなく「購入後のリスクを減らす」視点も重要とされています。
チェック①
人間の体はマットレスに「慣れる」まで一定の時間が必要とされています。専門家の中には、新しいマットレスに適応するまでに数週間かかる場合があるという意見も見られます。
そのため、近年では多くのマットレスブランドが「100日〜120日間の無料トライアル」「全額返金保証」を提供しています。
- 試し寝期間の長さ(30日以上が望ましいとされている)
- 返金の条件(汚損・試し寝後でも可か)
- 送料・引き取り費用の負担者(ブランド負担が望ましい)
これらを購入前に必ず確認することをおすすめします。
チェック②
マットレスは一晩で約200mlの汗を吸収するとされています(出典: 日本睡眠学会関連資料・各睡眠環境研究等)。通気性・抗菌性・防ダニ性の有無は長期使用の快適さに影響する可能性があります。
- ウレタン系は蒸れやすい素材が多いとされているため、通気孔・カバーの素材を確認する
- カバーが洗濯機で洗えるか確認する(衛生管理がしやすい)
- 防ダニ・抗菌加工があるか確認する(特にアレルギーが気になる方)
チェック③
ウレタン系マットレスは「密度(kg/m³)」が耐久性の目安となるとされています。
| 密度の目安 | 耐久性(目安) | 向いているケース |
|---|---|---|
| 〜20kg/m³ | 2〜3年 | 短期使用・お試し用途 |
| 20〜30kg/m³ | 3〜5年 | 一般的な使用 |
| 30kg/m³以上 | 5〜8年以上 | 長期使用・コスパ重視 |
コイル系は「コイルの太さ・巻き数・テンパー処理の有無」が耐久性に影響するとされています。
チェック④:保証期間を確認する
マットレスの保証期間はブランドによって1年〜10年以上と幅があります。長く使う前提であれば、保証期間が長いブランドを選ぶことで、へたりや不具合に対応してもらいやすい可能性があります。
購入前チェックリスト(まとめ)
- [ ] 試し寝期間・返金保証の有無と条件を確認した
- [ ] 自分の体重・寝姿勢に合った硬さを確認した
- [ ] 使用する部屋のサイズ・ベッドフレームのサイズと合っているか確認した
- [ ] 通気性・洗濯可能なカバーの有無を確認した
- [ ] 耐久性(密度・コイル数)と保証期間を確認した
- [ ] 搬入経路(ドア幅・エレベーター)に問題がないか確認した
- [ ] 不要なマットレスの処分方法を確認した
5. よくある疑問Q&A
マットレス選びに関してよく寄せられる疑問をまとめました。
Q1. マットレスの寿命は…
素材によって異なるとされています。
- ボンネルコイル系:5〜8年程度が目安とされている
- ポケットコイル系:8〜10年程度が目安とされている
- 低反発ウレタン(薄型):3〜5年程度
- 高反発ウレタン(高密度):5〜8年程度
- ラテックス:8〜15年程度(メンテナンス次第)
「へたり」が出てきたと感じたら替え時のサインの可能性があります。中央部が明らかにくぼんでいる・寝た後に体の疲れが取れにくくなったと感じる場合は交換を検討する価値があるとされています。
Q2. 腰痛が気になる場合…
腰痛の原因はさまざまであり、マットレスだけで改善できるかどうかは個人差があります。医療的な腰痛がある場合は必ず医師に相談してください。
一般的な傾向として、「柔らかすぎず・硬すぎない」レギュラー〜ハードタイプのマットレスが背骨のニュートラルなラインを保ちやすいとされています。高反発ウレタンや高品質なポケットコイルが向くとされているケースが多いようですが、あくまで個人差があります。
Q3. 敷布団とマットレス…
どちらが良いかは生活スタイルによって異なるとされています。
| 比較項目 | マットレス | 敷布団 |
|---|---|---|
| 体圧分散 | 高いとされている | 素材次第 |
| 通気性 | 素材次第 | 干せるため管理しやすい |
| 収納のしやすさ | ベッドが必要 | 折りたたんで収納可 |
| 価格帯 | 幅広い | 比較的リーズナブル |
| 耐久性 | 高い(適切なもの) | こまめなメンテが必要 |
和室・フローリング直置き派には布団が向くとされ、ベッドフレームとセットで使う場合はマットレスが主流とされています。
Q4. 1人暮らしの初めて…
2〜5万円台の高反発ウレタン、またはコイル数多めのポケットコイルがコスパ面でも品質面でも選びやすい選択肢とされています。 加えて、試し寝期間(60日以上)と返品保証があるブランドを優先すると、初めての購入でも失敗リスクを下げられる可能性があります。
Q5. マットレスに除湿シ…
あると快適さ・衛生管理のしやすさが向上する可能性があるとされています。
- 除湿シート(すのこ含む):フローリング直置きの場合はカビ防止に有効とされている
- ベッドパッド:マットレスの保護・蒸れの軽減に役立つ可能性がある
- マットレスプロテクター:液体の染み込み防止・アレルゲン対策に有効とされている
特にウレタン系はカビが生えやすい素材とされているため、換気・除湿対策は重要とされています。
まとめ
本記事では、マットレスの種類・選び方・体型・寝姿勢別のポイント・購入前チェックリスト・よくある疑問まで幅広くお伝えしました。最後に要点を整理します。
マットレス選び方の5大ポイント
- 素材・種類を把握する:ポケットコイル・ボンネルコイル・高反発・低反発・ラテックスそれぞれの特徴を理解する
- 体重・体型に合った硬さを選ぶ:体重が重いほど硬め、軽いほど柔らかめが向くとされている
- 寝姿勢で絞り込む:横向き→体圧分散重視、仰向け→腰のサポート重視、うつ伏せ→硬め
- 試し寝・返金保証を活用する:実際に使ってみないとわからない部分が多いため、保証付きのブランドを選ぶと安心とされている
- 通気性・耐久性・保証期間を確認する:長期使用を見越したコスパ計算を行う
マットレスは毎日の睡眠時間(成人では推奨7〜9時間とされている)をともにする重要なアイテムです。厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」でも、睡眠環境の整備の重要性が言及されています(出典: 厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」)。
「なんとなく選ぶ」のではなく、本記事で紹介した5つのポイントを参考に、自分の体型・寝姿勢・予算に合ったマットレスを選んでみてください。睡眠環境が整うことで、毎朝のコンディションに良い変化が生まれる可能性があります。
免責事項:本記事に掲載している情報は執筆時点(2026年4月)のものです。マットレスによる健康効果・医療効果を断定するものではありません。効果には個人差があります。睡眠障害や腰痛・肩こりなど医療的な症状がある場合は、必ず医師または専門家にご相談ください。サプリメント・健康グッズは医薬品ではありません。
執筆:水野 ひより(すいみんFIT 編集部)|睡眠環境・快眠グッズ担当ライター
おすすめ: ブルーブラッド本店(枕)
仕事のストレスによる慢性的な睡眠不良を改善するため、マットレス7種・枕4種・睡眠アプリ3種を実際に購入・使用して比較。「眠れない夜をゼロにしたい」を発信テーマに。

